まことに、わたしのうちに助けはなく、 救われる望みは、わたしから追いやられた。
さて、わたしたちがこの世で、ことにあなたがたに対し、人間の知恵によってではなく神の恵みによって、神の神聖と真実とによって行動してきたことは、実にわたしたちの誇であって、良心のあかしするところである。
「あなたは力のない者をどれほど助けたかしれない。 気力のない腕をどれほど救ったかしれない。
あなたがたがもし『われわれはどうして 彼を責めようか』と言い、 また『事の根源は彼のうちに見いだされる』 と言うならば、
あなたがたの知っている事は、わたしも知っている。 わたしはあなたがたに劣らない。
ひとりびとり、自分の行いを検討してみるがよい。そうすれば、自分だけには誇ることができても、ほかの人には誇れなくなるであろう。
わたしの力は石の力のようであるのか。 わたしの肉は青銅のようであるのか。
知恵のない者をどれほど教えたかしれない。 悟りをどれほど多く示したかしれない。
まことに神は今わたしを疲れさせた。 彼はわたしのやからをことごとく荒した。